事務オートメーション
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事務支援システム

繋養牛照合システム

畜産農業向けの繋養牛を担保とした融資業務において、担保の状況を毎月集計して帳票を作成する業務があり、この業務にかかる時間を短縮したいとのご要望をいただきました。
土地家屋などの不動産と違って、繋養牛には生死があり、当然出荷もあり、短期間の間に雌雄や種の構成が目まぐるしく入れ替わる性質を持つ担保です。
雌雄や種によって評価額も異なり、Excelを使用するにせよ算出方法は構成によっては複雑であり、要する時間もさることながら、ヒューマンエラーも少なくないとのこと。
畜産農業そのものが地域に特化し、畜産農業向けの融資を扱う機会も全国的に多くないことから、パッケージソフトの存在しない領域です。
フルスクラッチは避けられない中でも、安価に最小限度の仕組みを構築したいとのことで、私たちへご相談いただいたという経緯です。
国によって構築されているトレーサビリティの仕組みを利用し、固有の識別番号によって所有状況を照合するという基本の流れはそのまま活かし、照合や計算、帳票の起票という部分を自動化する専用アプリケーションを開発いたしました。
特徴は、次のとおりです。
XMLによる独自データベースの定義
SQLやAccess等のデータベースを使用するには、接続ドライバ等がPCにインストールされている必要がありますが、事務系のPCということもあり、また、ユーザから充分な情報が得られなかったことから、.NET Frameworkに含まれるモジュールのみを使用して実現可能なモデルを検討する必要がありました。
また、管理する繋養牛が数千頭に及ぶとのことで、レコード数によって著しくパフォーマンスが下がることのないように、主にディスクIOの解決策として、ZIP圧縮技術を活用しました。
Excel形式の帳票を出力
柔軟な運用の余地を残す目的で、出力する帳票をExcel形式としました。
これにより、融資ご担当者は、出力された帳票に対し必要に応じて加筆することが可能です。
また、過去に出力したExcel帳票を再処理する仕組みとすることで、毎月蓄積する必要のある情報をExcelに保持させることが可能になり、データベースの情報量削減によるパフォーマンスの維持も実現しました。
当初から共有ボリュームでの運用を想定
一人の管理者がトレーサビリティ情報や評価額情報を更新することで、すべてのご担当者が最新の情報に基づいて集計業務を実施できるように、当初から共有ボリュームでの運用を想定して開発いたしました。
管理者更新時の排他制御やご担当者の同時アクセスを考慮に入れた開発、テストを実施しています。
障害復旧手順の確立
本システムで想定される障害は、ディスク障害等に起因するデータベースファイルの損壊です。
データベースが更新される機会は、管理者が操作するタイミングに限られることから、このタイミングでバックアップを作成することで障害からのスムーズな回復が可能になります。
バックアップインタフェースと復旧インタフェースを開発し、復旧手順書を併せて納品いたしました。
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